アユ釣りで賑わう一級河川「物部川」
その物部川沿いに庄屋クラスの古民家がございます。
漆喰の塀が秀逸です。

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門の端には、「駒繋ぎ石」がありました。
訪れる客人の馬の手綱をくくりつけるための石です。

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玄関の格子欄間には家紋があります。

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玄関は式台形式。漆塗りの細工が施されています。

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中から外を伺うと、陽光が格子の間を抜けて日本の格式と荘厳さを醸し出しています。

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お部屋の中を拝見させていただきましょう。
明治36年築 これまでに何度か修復が行われており、
現在も所有者様が住まわれていますので、美しい手入れの行き届いたお家です。

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襖絵も絵師に描かせております。

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床の間の天袋の絵

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神棚とくぎ隠しの鶴

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「狆くぐり」の場所に珍しい木彫り欄間の鷹

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縁側の木枠のガラス戸

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すりガラスの紋様と格子細工がとてもかわいらしい

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昔ながらの間取りをそのまま継承して下さっています。

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ただ一つ、ここでも悲しい耐震補強がされていました。
同行した設計士さんも残念がっておられました。
↓この鉄の板は必要ですか?

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地震大国日本を生き抜いてきた、日本古来の建築方式からすると、補強になってないと思います。
嘆かわしい限りですが、今後のヘリテージ(歴史文化財活用推進)に対して一層の技術向上を求めたいところです。
お約束の「漆喰の蔵」ございます。

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かつて、香美市で町歩きのイベントがあった時に、こちらのお家もご紹介されたそうで、
その際、「土佐錠前」をご覧にいれたとの事でございます。
大切になさって下さいませ。

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さて、今回のタイトルにある「プライベート船着き場」は、
このお家の敷地内から物部川へ降りることができるのです。

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かれこれ何年も使ったことが無かったそうで、集落用の船着き場から行ってみましょう。

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竹林に囲まれ、森林浴とマイナスイオンのシャワーを浴びます。

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まるで、「鬼平犯科帳」の世界へタイムスリップしたようです。

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対岸は、なだらかな砂利です。
手漕ぎでゆったり漕いで参りましょう。

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場所;土佐山田町町田
敷地面積;宅地部分636㎡、畑630㎡、山林460㎡、その他田(畑、田については農地転用許可が必要です)
売主様希望価格は、1,500万円以上
市街化調整区域ですので、収益を目的とした賃貸経営はできません。
民泊の許可は下りません。
居住用専用かまたは、所有者様ご自身でのカフェの経営などは可能です。
季節にはアユ釣りをし、舟遊びに明け暮れる生活はいかがでしょうか?

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どんぐり不動産